CSVガイド

CSVの全角・半角を確認する方法

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要点

CSVの全角・半角は、その列が何を求めているかで正解が変わります。 電話番号・郵便番号・コードなど半角が求められる列では、全角の英数字が取り込みエラーの原因になります。一方、名前や住所、備考の全角はそのままが正しいことが多く、すべてを一括で半角にするとデータの意味や見た目を変えてしまいます。

業務データの例

次のCSVは、どの列にも全角文字があります。ただし、直すべき列と、直してはいけない列があります。

注文番号,お届け先名,電話番号,郵便番号,商品コード,備考
D-0001,架空 太郎,03-0000-0001,000-0001,ABC-001,FAX不要
列入力例考え方
電話番号03-0000-0001半角の数字とハイフンが求められることが多い列です。
郵便番号000-0001半角7桁(ハイフンの有無は取り込み先次第)が一般的です。
注文番号・商品コードABC-001他のシステムのコードと一致させる必要があり、半角が前提のことが多い列です。
お届け先名架空 太郎全角のままが正しい列です。姓と名の間の全角スペースも、取り込み先の字数計算に関わることがあります。
備考FAX不要自由記述です。表記をそろえる必要がなければ、変換しません。

一括変換が危険な理由

  • 列の意味が変わる。名前や住所のカタカナ・数字・スペースまで半角にすると、表示が崩れたり、半角カタカナを受け付けない取り込み先でエラーになったりします。
  • 記号の変換があいまい。「-」(全角ハイフンマイナス)、「ー」(長音)、「‐」(ハイフン)、「―」(ダッシュ)は見た目が似ていますが別の文字です。「~」と「〜」も同様で、機械的な変換では意図しない記号に変わることがあります。
  • 取り込み先ごとに条件が違う。同じ「電話番号」でも、ハイフンの要否や桁数の条件は取り込み先によって異なります。

確認のしかた

  1. 取り込み先の仕様書で、列ごとの条件を確認する。「半角数字」「半角英数字」「全角」などの指定と、桁数・文字数の上限を見ます。
  2. 半角が求められる列だけを確認・修正する。電話番号、郵便番号、コード、日付、数量などが中心です。
  3. 名前・住所・備考は、条件がない限り変換しない。文字数の上限(全角と半角で数え方が違うことがあります)だけを確認します。

名簿やメモなどのテキストをそろえるとき

CSVの列ではなく、名簿・住所録・メモなどのテキスト全体で、半角カナを全角にしたり、全角英数字を半角にしたりしたい場合も考え方は同じです。NFKCのような一括の正規化は使わず、変換する項目を選び、どこが変わるかを確かめてから使います。NFKCでは「①」が「1」に、「㈱」が「(株)」に変わるなど、見た目の似た別の文字にも置き換わるためです。

Japanese Text Normalizer は、英数字の全角・半角、半角カナ、ひらがな・カタカナ、空白・改行、見えない文字を項目ごとに選んで整え、変換前と変換後を並べて表示します。

Kakerio(CSV Doctor)での扱い

  • 一般CSVでは、変換せずに知らせます。全角の英数字・記号(全角スペースを含む)があるセルを「全角英数字・記号」として警告し、半角にした場合の候補を表示します。列の意味がわからないため、修正版では変換しません。
  • 安全に直せることだけ反映します。セルの前後の空白(全角スペースを含む)、見えない制御文字、文字の正規化(NFC)など、意味が変わらない修正だけを修正版に反映します。
  • 取り込み先を選んだ場合は、指定の列だけ半角にします。「ヤマト B2クラウド 基本レイアウト」または「佐川 e飛伝Ⅲ」を選ぶと、電話番号・郵便番号・各種コード・日付・数量など、取り込み仕様で半角が求められる項目に限って全角英数字を半角に変換し、診断結果に変換内容を表示します。名前や住所などの項目は変換しません。

KakerioはB2クラウドやe飛伝Ⅲの公式サービスではなく、出力したCSVが各サービスで取り込めることを保証するものではありません。取り込む前に、実際の取り込み画面で内容を確認してください。